アルミ断熱シートとは?遮熱シートとの違いや効果的な使い方をご紹介|東京・千葉・福岡でシステム天井工事、店舗・オフィス内装はSEED

03-6638-8530 03-6638-8530 03-6638-8530

お役立ちコラム

アルミ断熱シートとは?遮熱シートとの違いや効果的な使い方をご紹介

2022/04/27

暮らしのさまざまな場面で役に立つ「アルミ断熱シート」。
アルミ断熱シートとは、断熱効果を発揮することで温度を調節し、住環境を快適にしてくれる素材です。
中には100均で購入できる製品もあるため、上手に活用すれば費用を抑えつつ大きな効果を発揮します。

みなさんの中には
「なぜ断熱効果を発揮できるのか?」
「使い方を知りたい」
「遮熱シートとの違いは?」
など、アルミ断熱シートに関する疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

そこでこの記事では、アルミ断熱シートとは何か・なぜ断熱できるのか・アルミ遮熱シートとの違い・100均のアルミ遮熱シートの効果的な使い方について分かりやすく解説します。

アルミ断熱シートとは?遮熱シートとの違いや効果的な使い方をご紹介

アルミ断熱シートとは?

「アルミ断熱シート」とは、一体どのような素材なのでしょうか?
ここではアルミ断熱シートの基本についてご紹介します。

概要・効果

アルミ断熱シートとは、断熱材の一つです。
断熱材は空気を多く含む素材で、空気の層が厚ければ厚いほど熱の伝達が遅くなる仕組みになっています。

一方、断熱材とよく似た素材に「遮熱材」があります。
遮熱材とは、金属膜のアルミ箔をシート状に加工した素材で、熱を反射することで熱の伝達を抑える仕組みです。
断熱材が空気の層によって熱の伝わりを遅くするのに対し、遮熱材は熱を反射することで熱の伝達を抑制するという違いがあります。

新しいアルミ断熱シート「アストロフォイル」

アルミ断熱シートの中で、近年は「アストロフォイル」という新世代の素材が注目を集めています。
電磁波が宇宙服やロケットに与える影響の研究を通じて「アルミ」と「空気層」を利用する遮熱理論が確立され、現在では航空機などにも応用されています。

このような理論に基づき、住宅向けに作られた新素材がアストロフォイルです。
アストロフォイルは、ポリエチレン樹脂製のエアキャップの両面に純度が99%のアルミ箔を貼り付けることで、5層又は7層構造になっているのが特徴です。

両面に貼られたアルミ箔が内外の輻射熱を97%も反射し、空気層を持つエアキャップが熱伝導を抑えます。
こうした仕組みによって、効果的に熱を遮断することが可能となっています。

アルミ断熱シートはなぜ断熱できる?

アルミ断熱シートは、なぜ断熱することができるのでしょうか?
その答えは、「空気層」にあります。

断熱材は、たくさんの空気層で成り立ちます。
空気は熱の伝わりが遅いため、空気の層が多ければ多いほど熱の伝達が遅くなるのです。
そのため、断熱材は厚さが増して空気の層が多くなるほど高性能になります。

一般的に「断熱材」と聞くと、「熱を止める素材」とイメージされがちですが、正確には「熱の伝達を遅くする素材」です。
熱の伝達を遅くしつつ、熱を吸収し保温します。
布団やダウンジャケットが温かくなる仕組みは、基本的に断熱材と同じです。

アルミ断熱シートとアルミ遮熱シートの違いとは

「アルミ断熱シート」と「アルミ遮熱シート」は、名前は似ていますが、熱をさえぎる仕組みが異なります。
アルミ断熱シートが空気の層によって熱の伝達を遅くするのに対し、アルミ遮熱シートは熱を反射させることによって熱の伝達を抑えます。

まとめると、次のようになります。
アルミ断熱シート・・・熱の伝達を遅くする素材
アルミ遮熱シート・・・熱を反射させる素材

「アルミ断熱シート=熱の伝達を遅くするもの」「アルミ遮熱シート=熱の伝達を止めるもの」と覚えておきましょう。

熱には、「対流熱」「伝導熱」「輻射熱」の3種類があります。
対流熱・・・気体や液体が動くことで生じる熱移動
伝導熱・・・温度が異なる物体同士を接触させることで生じる熱移動
輻射熱・・・物体が電磁波を発生させることで生じる熱移動

このうち、アルミ断熱シートは「対流熱」「伝導熱」に対して効果を発揮し、アルミ遮熱シートは「輻射熱」に対して効果を発揮します。

100均のアルミ断熱シートの効果的な使い方

100均で購入できる断熱グッズも存在します。
100均のアルミ断熱シートを上手に活用すれば、暖房費を節約することも可能です。
ここでは、100均のアルミ断熱シートの効果的な使い方をご紹介します。

例えば、次のような使い方があります。
・床に敷き、その上にカーペットを敷く
・窓に貼る
・カーテンにする
・湯船に浮かべてお湯の保温に活用する
・敷き布団や掛け布団にはさみ込む
・寒さに弱いペットのケージの保温に利用する
・スリッパを作製する

窓用の断熱シートは、網入りガラス・複層ガラス・有機ガラスなどの特殊な窓ガラスには貼らないでください。
窓が割れてしまう恐れがあるためです。
床に断熱シートを敷く場合には、滑らないように「両面テープで固定する」「シートとカーペットの間に滑り止めシートを敷く」などの対策を行いましょう。

また、ペットのケージに使用する場合は、ペットがかじらない位置に設置してください
こうしておけば、ペットがケージの破片を飲み込むことを防止できます。

まとめ

以上、アルミ断熱シートについて仕組みや効果などをご紹介しました。

アルミ断熱シートは、たくさんの空気の層で熱の伝達を遅くすることによって、断熱効果を発揮します。
生活のさまざまな場面に取り入れれば、暑さ・寒さを調節して住環境をより快適にすることが可能です。
100均で購入できる製品もあるため、日常生活の中で上手に活用してくださいね。

もし内装工事を検討中の方がいらっしゃいましたら、「株式会社SEED」にぜひご相談ください。

当社は東京・千葉・福岡でシステム天井の施工・店舗やオフィスの内装工事を行っております。
当社はお客様からいただいたご要望を完璧に実現できるように、日々技術の向上に努めて参りました。

累計施工実績1,000件以上の当社ならではの、確かな施工品質と迅速かつ柔軟な対応力で、お客様のニーズに沿ったサービスをご提供いたします。

SEEOの店舗・オフィス内装工事についてはこちら

関連記事

  • LGSや軽天の意味も解説!内装仕上工事とは? 私たち内装工事業者の仕事は、壁や床、天井を造り、壁紙を貼ったり塗装したりすることです。内装がお店やオフィスの印象に与える影響は大きいため、「空間」を創造する仕事といってもいいでしょう。今回は、内装工事の仕事内容や、職人になるメリットを紹介します。 内装仕上工事の立 […]
  • 天井への石膏ボードの貼り方とは?DIYでも可能?天井への石膏ボードの貼り方とは?DIYでも可能? 建築材として欠かすことができない石膏ボード。 この石膏ボードは天井の建材としても使われています。 そこで今回は、石膏ボードを天井に貼る方法について詳しく紹介します。 建築工事では、石膏ボードを大工さんなどの職人さんが貼りますが、素人がDIYで行うことが可能なのかについても […]
  • テナント工事は居抜き物件とスケルトンならどちらがおすすめ? オフィスを移転しようと不動産物件を探していると、「居抜き」と「スケルトン」という用語が目に入ります。今回はテナント工事により快適な空間をつくるためにはどちらを選択すべきなのか、プロの視点からご紹介します。   「居抜き」と「スケルトン」の違いとは? 「居 […]
  • 原状回復(復旧)とは?現状復帰・現状回復との違いを徹底解説!原状回復(復旧)とは?現状復帰・現状回復との違いを徹底解説! 皆さんは「原状回復」と「原状復帰」の違いをご存知でしょうか?他にも「現状回復」や「原形復旧」といった似たような表現もあります。中には、「紛らわしい!」「意味の違いを知りたい」と思う方いるかもしれません。そこで、本記事では「原状回復」と「原状復帰」の違いやその他の類似語について分 […]
  • 内装工の平均年収はいくら?アップさせる方法も紹介 現在、クロス職人などの内装工として働いている方にお聞きします。「自分の働きに給与が見合っていない!」と感じたことはありませんか? 内装工の給与は、担当する作業や仕事のクオリティなどによっても変わりますが、適正かどうか判断するには平均給与を知ることが大切です。今回は内装工の […]
  • 店舗工事を検討中の方は必見! 知っておきたい内装制限とは? 店舗工事を考えている方なら知っておきたいのが「内装制限」。新規開業するにあたり意外と知らないオーナー様が多く、「思い描いていたお店のインテリアがつくれない!」ということも多々あります。 内装制限は遵守しないと罰則の対象となりますので、今回は、知っておくと後々お役立ちなポイ […]
036638853003-6638-8530

受付時間 9:00~18:00 (日曜日定休日)

お問い合わせ・お見積り
pagetop