軽天とは?メリット・デメリット・間仕切りでの組み方を解説|東京・千葉・福岡でシステム天井工事、店舗・オフィス内装はSEED

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軽天とは?メリット・デメリット・間仕切りでの組み方を解説

2022/05/23

みなさんは「軽天」という建築用語をご存じでしょうか?
軽天とは「軽量天井」の略称で、軽量鉄骨を素材とする天井材のことです。

軽天工事では、天井・壁など建物内部のさまざまな箇所が施工されますが、その中の一つに「間仕切り」があります。
間仕切りの軽天工事は天井の軽天工事に比べるとシンプルであるため、軽天について理解するには間仕切りを例に軽天の施工手順を知るのがおすすめです。

この記事では、軽天とは何か・軽天のメリットとデメリット・間仕切りの軽天工事の手順をご紹介します。

軽天とは?メリット・デメリット・間仕切りでの組み方を解説

軽天とは?

「軽天」とは「軽量天井」の略称で、軽量鉄骨を素材とする天井材のことをいいます。
軽量鉄骨は英語では「Light Gauge Stud」(もしくはLight Gauge Steel)といい、「LGS」というアルファベットの略称で表記されることも多いです。

軽天は厚さが0.5〜1mmほどの鋼材で作られており、軽天工事では軽天を格子状に組み上げて天井や壁の骨組みを作っていきます。

軽天のメリット

軽天には、さまざまなメリットがあります。
ここでは、主なメリットを4つご紹介します。

燃えにくい

軽天を構成する素材のほぼ全てが鋼材であるため、木材と比べると燃えにくいという特徴があります。
多くの人が集まるオフィスや店舗の内装材として使用すれば、火災の防止や火災時の人命保護のために役立ちます。
また、軽天に天井の下地材として貼られていることが多い石膏ボードも耐火性や防火性に優れており、火災時に高温にさらされても、温度上昇や熱の伝達を防いでくれます。

耐久性が高い

軽天は、木材に比べると耐久性が高いです。
木材は、「反りや曲がり」「乾燥による割れ」「湿気によるサイズの変化」「経年劣化によるゆがみ」「虫食いや腐食」など、さまざまな弱点を持っていますが、軽天にはこうした弱点がありません。

軽天は軽量ではあるものの、十分な強度を保てるように作られているため、簡単にゆがんだり曲がったりすることはありません。
また、湿気の影響を受けることがないため虫食いや腐食の心配がなく、長く使用することが可能です。

加工しやすい

軽量で加工しやすいのも軽天のメリットの一つです。
軽天に使われている鋼材は、厚さが1mm程度で重量も軽いため、天井や壁などへの負担を軽くすることができます。

軽天工事では、木材などを使用する場合に比べて現場での加工がしやすく、現場の状況に合わせて素早くカットすることも可能です。
重い木材を切って微調整する作業が必要ないため、工期が大幅に短縮されます。

施工費用を低く抑えられる

工場で大量生産される軽天は品質が安定しており、価格も安いため、施工費用を低く抑えることが可能です。
また、加工性に優れる軽天の工事ではスピーディな作業を行えるため、工期を短縮して人件費を抑えられます、

軽天のデメリット

軽天には、デメリットも存在します。
次のようなものです。

細かい調整がしにくい

木材の場合は削ることで細かい調整が可能ですが、軽天は金属であるため削って調整することはできません。
そのため、現場での柔軟な対応ができない場合があります。

木造建築との相性が悪い

軽天は基盤がしっかりしている建築物では安定しますが、そうでない場合は安定しにくい傾向があります。
例えば、古い木造建築で骨組みを作る場合は、軽天よりも木材を使用する方がかえって安定するケースが多いのです。

間仕切りでの軽天の組み方

軽天は、どうやって組み立てていくのでしょうか?
軽天の組み方を理解するには、天井よりも簡単に施工できる間仕切りの工事手順を知るのが近道です。
間仕切りの施工では、次のように軽天を組んでいきます。

ランナーを取り付ける

まずランナーを取り付けます。
ランナーとは、間仕切りの下地に上下に対となって取り付けられる鋼材です。

ランナーがあることでスタッドを垂直に立たせることができます。
間仕切りの仕上がり位置に合わせて、天井と床にランナーを打ち付けます。

スタッドを取り付ける

ランナーの取り付けが完了したら、スタッドを取り付けます。
スタッドとは、上下のランナーに差し込んで垂直に立てる間柱のことです。

スタッドを適切な長さに切り、上下のランナーに一定間隔で取り付けていきます。
スタッドに切れ目を入れると曲げることができるため、曲線のある壁にも対応可能です。

まとめ

以上、軽天とは何かについて、メリット・デメリット・間仕切りでの組み方をご紹介しました。

軽天は内装の骨組みを構成する鋼材であるため、普段は目にする機会が少ないですが、天井や壁の強度を左右する重要な役割を担っています。
そのため、しっかりと軽天工事を行うことで、安全性の高い室内空間を作ることができるのです。
軽天工事の平米単価はサイズや業者によって異なるため、施工を検討する際には事前に確認しておきましょう。

「どの業者に依頼をすれば良いか分からない」とお悩みの場合には、技術力と実績を基準にされることをおすすめします。
東京・千葉・福岡でシステム天井の施工・店舗やオフィスの内装工事を行っている「株式会社SEED」は、通算1,000件以上の実績があります。

これまでお客様からいただいたご要望に完璧にお応えできるよう、日々技術の向上に努めて参りました。
その結果、確かな施工品質と柔軟な対応力が高く支持されています。

間仕切り軽天などを含む工事業者を探している方は、ぜひ当社「株式会社SEED」にお声がけください。

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