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軽天材とはどのようなもの?DIYでも使える?

2021/03/05

ビルや店舗の建物内部の壁や天井をつくる作業を軽天工事と呼びますが、それに使用されるのが軽天材です。ここでは、軽天材にはどのようなものがあるのかについて、詳しく紹介します。DIYで軽天材を使用できるのかについても解説していきますので、参考にしてください。

 

軽天って何?

一昔前は、多くの建物の構造体に木材が使用されていました。
しかし、現在ではビルやマンションなどの大きな建物は鉄骨が主流です。
近年は、一般住宅も耐久性や頑丈さの観点から、木材に代わり鉄骨を選択する方が増えています。
この鉄骨工事に関する中に「軽天工事」がありますが、建築に関わる仕事をしていない方は、「軽天」と聞いても何のことなのか分からないですよね。
それは当たり前のことで、軽天とは「軽量鉄骨天井下地」を略した呼び方なのです。

建築業界では一般的に「軽天」と呼び合っています。

軽天工事業者(軽天屋)は、天井だけではなく建物内部の壁もつくっていて、軽量鉄骨下地を組み立てるのが仕事です。
最終的には、プラスターボードとも呼ばれる石膏ボードを貼って作業は完了となりますが、ボードを貼るのは専門業者に任せることもあれば、軽天工事業者が行う場合もあります。
軽量鉄骨下地は、軽い鉄で出来た棒状の材料を格子状に組んで固定してつくられますが、それを組み立てるためには専用の金具なども必要となります。
それらをまとめて「軽天材」と呼びます。

 

軽天材の種類と特徴

軽天工事に使用される材料には、「角スタッド」「Cチャンネル」「Wバー」「Sバー」「ハンガー」「サポートスタッド」「ランナー」などの他にも多くの種類があって、それらを固定するためのビスやナットやボルトや道具なども含めると相当な数になります。
軽天は、LGSや軽鉄とも呼ばれ、不燃の建材で構成されているのが特徴です。

軽天工事で使用する石膏ボードも、別名「耐火ボード」や「不燃ボード」などと呼ばれていて、軽鉄と石膏ボードで構成された壁や天井は、木造の建物と比較すると圧倒的に燃えにくいメリットがあります。
また、木工事よりも施工が短期で終えることが出来ることから、人件費も抑えられ、建築コストを削減することが出来ます。

さらに、木材の場合は湿気や乾燥の影響を受けることから、ひび割れた反りなどが起きますが、軽鉄材ではそのような心配も不要です。
もちろん、軽鉄材でも強い力が加わると曲がったり破損したりすることはありますが、よほどのことがない限りはそのようなことは起こりません。

 

DIYで軽天材を使用することは出来る?

木造の小さな小屋などであれば、DIYで骨組みをして、そこに板材や屋根材を取り付けて完成させる方も少なくありません。
しかし、大きな建物の鉄の骨組みづくりをDIYで行う方はほぼ皆無です。
家一軒分の軽天工事を行うことは素人には困難で、それを実現するためにはよほどの知識と技量が必要となります。
前項でも紹介したように、軽天工事には多くの部材も道具も必要で、それをすべて認識するだけでも大変です。
また、すべての道具を揃えるだけでもかなりの費用がかかってしまいます。
現実的に、DIYで軽天材を使用する場面は限られています。

DIYで軽天材が使用されるのは、間仕切り壁を自身でつくるときが多いので、ここではその際に必要なアイテムを中心に紹介します。

 

軽天材はホームセンターで購入できる

DIYで間仕切り壁をつくるための軽天材は、ホームセンターですべて揃えることが出来ます。
軒天業者などは建材会社などから軒天材を業者価格で仕入れていますが、素人が一般的な特殊な軒天材を手に入れる方法としては、ホームセンター以外には通販くらいしかありません。
木材と違い鉄で出来ている軽天材は、自分で好きな寸法にカットしたりするのが難しいです。
そのため、材料のカットが頼めるホームセンターを探せば作業が楽になります。
工事をはじめる前に、具体的な寸法をしっかり計測して、必要な材料をリストアップしてからホームセンターに行きましょう。

 

DIYで必要な軽天材と道具とは

軽天工事以外にも、DIYにはインパクトドライバーが必需品です。
大工工事では金槌とノコギリがあればよかった時代もありましたが、今では釘の代わりにビスが使用されるケースが多く、複雑な工事には多くのビスが使われるため、電動のドライバーが必須となっています。
インパクトドライバーはプロ仕様の高額商品を購入する必要はありませんが、マンションなどの集合住宅の場合はあまり作業音が響かないタイプがおすすめです。
作動音が静かで、75mm程度のビスは留められる、ある程度のパワーがある商品を選択しましょう。
他にも、ある程度精度の良いメジャーと、水平器など垂直を確認できる道具は揃えておくことをおすすめします。
壁の下地を組むための軒天材としては、コ形でレールの役割を果たす「ランナー」と、「スタッド」と呼ばれる柱になる材料が必要になります。
それに合うビスと、骨組みに取り付けるプラスターボードやべニア板などを揃えれば、間仕切り壁を組み立てることが出来ます。
軽天材を使ったDIYは、木材とは異なる材料が必要になります。
DIYを行う場合は、しっかりとリサーチをしてからすすめましょう。
難しい場合は、プロに依頼することをおすすめします。

 

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