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軽天に欠かせないボード!プラスターボードと石膏ボードは何が違う?

2021/02/23

ひと昔前では建物の骨格を木材で組み立てるのが当たり前でしたが、今ではビルやマンションなどの大きな建物だけでなく、一般住宅でも骨格を鉄骨で組み立てるケースが増えています。
軽量鉄骨材を使用して天井や壁の骨組みをつくる作業のことを軽天工事と言いますが、軽天工事に欠かせないのがボードです。
ここでは、軽天工事に使用されるプラスターボードと石膏ボードの違い、それぞれのメリット・デメリットについて解説しています。

 

ボード工事とは

ボード工事とは、その名の通りにボードを軽量鉄骨下地などに貼る工事のことです。
ボード工事は軽天工事以外にも、木造住宅でも必要な工事で、壁や天井などの下地にボードを貼って、一般住宅やマンションなどの住居ではその上からクロスを貼って内装を仕上げます。
倉庫などでは骨組みをそのままむき出しにしているケースもありますが、住居ではそのような建物はほとんどなく、ボード工事は建物の建築には欠かすことができない工事のひとつです。
ボードにもいろいろな種類があって、クロスを貼る前の下地材として使用されるものと、すでに化粧シートなどが施された仕上げ材として使用されるものもあります。
木造住宅のボード工事は大工さんが行いますが、軽天工事では骨格を組み立てる軽鉄工事専門の職人とボード工事を専門に行う職人がいて、作業を分担するケースも多くみられます。
また、その両方ができる職人もいて、小さな建物であれば一人ですべてを担当する場合もあります。
ただしビルなどの大きな建物では、ボード工事をチームで専門に行うのが一般的です。

 

プラスターボードと石膏ボードは同じもの

ボード工事に使用されるボードは、プラスターボードや石膏ボードと呼ばれていますが、実は呼び方が異なるだけで両者は同じものです。
プラスターボード=石膏ボードには、「強化石膏ボード」「構造用石膏ボード」「化粧石膏ボード」「シージング石膏ボード」「不燃積層石膏ボード」など、いろいろな種類があり、用途によって使い分けられています。

 

石膏の用途と特徴

プラスターボードは、石膏を主原料としていることから石膏ボードと呼ばれていますが、石膏は建材以外にも様々な用途で使用されています。
たとえば、医療現場では骨折した箇所を固定するギプスに、歯医者さんでは歯の型取りに利用されています。
農業では土壌改良剤に使用されていますし、食品の添加物としても用いられています。
食品の添加物に使用されていると知って驚かれている方も少なくないかもしれませんが、そもそも石膏は硫酸カルシウムを主成分とした自然の鉱物であることから、安全性は保障されています。
石膏は、水と混合すると硬化し「二水石膏」に変化する性質をもっていて、硬化する際に収縮を起こさないことから、ひび割れが発生しないという特徴があります。

 

プラスターボードのメリット

プラスターボードには以下のように多くのメリットがあります。

 

耐火性に優れている

プラスターボード(石膏ボード)は耐火ボードと呼ばれており、耐火性が非常に高いことでも知られています。
石膏は火にあたれば焼石膏に変化しますが、それ自体が燃え尽きてしまうことはありません。
さらに、石膏には「結晶水」と呼ばれる水分が重量の2割も含まれており、火災が起きたときにはそれが水蒸気となって放出されます。
そのため、プラスターボードは火災が燃え広がるのを防いでくれます。

 

遮音性にも優れている

プラスターボードには遮音効果もあります。
厚みがあるものを使用すれば、よりその効果を高めることができるのもポイントです。
一般的に使用されるのが9.5mmか12.5mmですが、ノーマルな石膏ボードにも15mmまでの厚さの商品がありますし、種類によっては20mmを超えるものもあります。
さらに、ボード工事を行う際には、壁の内側に空間を設けることから、さらに音が伝わりにくくなります。
加えて、ボードを二重に貼ることにより、より高い効果を得ることができます。

 

施工がしやすい

プラスターボードは加工しやすい性質をもっています。
ノコギリはもちろん、市販のカッターでも容易にカットすることができます。

 

安価で購入できる

プラスターボードのサイズは、一般的に900mm×1800mmとかなり大きいですが、ノーマルなボードであればホームセンターなどでも1枚500円前後で購入可能です。
建材会社などの仕入れ業者なら、9.5mmのノーマルボードであればその半額程度で仕入れすることもできるでしょう。

 

プラスターボードのデメリット

多くのメリットをもつプラスターボードには、以下のようなデメリットがあります。

 

水に弱い

火には強いプラスターボードですが、水分には弱い性質をもっています。
屋外で保管するのはNGで、浴室やキッチンなどの水回りでは、万一のために耐水加工が施された特別なボードが使用されるケースが多くみられます。
外壁や屋根などから建物の中に雨水が浸水すると、機能も強度も低下しまいます。
また、湿気でカビが生えて表面が真っ黒になってしまうこともあります。

 

ピンポイントの衝撃に弱い

一般的に900mm×1800mmのサイズであるプラスターボードは、面の衝撃には非常に強い性質をもちますが、点の衝撃には弱く、鋭利なものをぶつけてしまうと簡単に欠けたり穴が空いたりすることがあります。
そのため、運搬する際には十分に注意をして取り扱いをしなくてはいけません。

 

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