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世界の大地震の20%は日本で起きている!耐震天井の重要性を解説

2020/05/01

天井は、建築基準法施行令第39条により「地震その他の震動及び衝撃によって脱落しないようにしなければならない」とされています。
地震大国と呼ばれる日本では、建物の耐震性を保つ上で、天井が重要な役割を果たしているのです。今回は、耐震天井の重要性と、安全な建物を作るためにおすすめの天井を紹介します。

 

世界の大地震の20%は日本で発生している?!耐震天井は重要

日本は非常に地震が多い国であることは、多くの方がご存知だと思われます。
しかし、具体的にどの程度の地震が発生しているのかは、あまり知られていないのではないのでしょうか。実のところ、世界で起こる地震の10%~15%は日本で発生しています。さらに、マグニチュード6.0以上の大きな地震は、20%が日本で発生しているのです。いつ・どこで大地震が発生しても、まったく不思議ではありません。一般住宅はもちろんですが、人の多く集まる建物は、高い耐震性を備えていなければならないことがわかります。

そして、耐震性を考える上で重要なのが天井です。大きな地震が来ると、天井材や照明などが落下する可能性があります。東日本大震災でも、特に震度5以上の地震が観測された地域では、多数の天井落下被害が発生しました。中には、建物自体の被害は軽微であったにも関わらず、天井落下によって人命が奪われたケースもあったのです。
さらに、学校等の施設で天井が落下した結果、応急避難場所として使用できなくなるという事態も多く発生しました。安全な建物を作るためには、耐震天井の普及が必須といってもいいでしょう。

 

安全性の高い、超軽量天井SLC工法とは?


東日本大震災の経験から、国土交通省告示771号により、地震発生時に大きな被害をもたらすと考えられる天井が「特定天井」に指定されました。
以下の条件をすべて満たすものが、特定天井として扱われます。

 

特定天井の条件
  • 吊り天井であること
  • 高さ6m超
  • 面積200㎡超
  • 質量2kg/㎡超
  • 居室、廊下その他の人が日常立ち入る場所に設けられていること

 

特定天井を施工する場合は、新たな耐震基準を守らなければなりません。
逆にいうと、質量が2kg/㎡以下の軽い天井なら、万が一落下しても被害は小さく、特定天井には該当しないということです。そのため、多くのメーカーが軽量天井の開発に乗り出しました。

その1つであり、弊社でもおすすめしているのが、旭ビルト工業の超軽量天井「SLC工法」です。

SLC工法の天井板は、軽量で柔らかく吸音性・断熱性に優れたグラスウール化粧板を使用。
Tバーを切り欠き交差させてクリップで固定することで、部材の点数を大幅に削減し、2kg/㎡以下を実現しました。

 

さらに、それぞれのTバーが長いので地震時に歪みにくく、天井板を全周接着固定することで、高い耐久性も発揮。万が一破損しても、分解して落下してくる可能性は非常に低くなっています。色柄が豊富で意匠性も高く、外観が重要な場所にも施工可能です。

 

SLC工法の種類

SLC工法には3つの種類があり、場所に応じて使い分ける必要があります。先に紹介したのは、基本となる吊り天井タイプです。残り2つの工法の特徴を見ていきましょう。

 

SLC工法(直付)

TBハンガーをTBクリップに変更し、母屋や構造梁に直接ブラケットなどで天井板を取り付ける工法です。
吊り天井ではないため特定天井とならず、高密度の天井板や厚さ50㎜のグラスウールパネルも使用可能。形状が複雑なホールの天井や急勾配の部位、防音性・断熱性が求められる場所での施工に向いています。

 

SLC-FH工法

ガイド付きATパネルに、新形状のメインバーをはめ合わせることで、フレームを見えなくする工法です。
映画館など、天井の意匠性が重視される建物に向いています。耐震性は、他の工法にまったく劣りません。

 

 

引用:旭ビルド工業株式会社

 

東京都江戸川区の株式会社SEEDは、店舗・オフィスの内装仕上工事を専門とする会社です。
天井の施工経験も豊富で、圧倒的な施工力によって、安全かつ快適な空間を実現します。地震に強い天井お求めのお客様は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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