軽量天井とは?ニーズの背景・組み方・各メーカーの製品をご紹介!|東京・千葉・福岡でシステム天井工事、店舗・オフィス内装はSEED

03-6638-8530 03-6638-8530 03-6638-8530

お役立ちコラム

軽量天井とは?ニーズの背景・組み方・各メーカーの製品をご紹介!

2021/09/10

みなさんは「軽量天井」をご存じでしょうか?
軽量天井とは、重量が軽くて耐震性や安全性に優れた天井のことをいいます。
地震が多発する昨今だからこそ軽量天井へのニーズが益々高まっています。


みなさんの中には軽量天井には具体的にどんなものがあるのかなど、軽量天井に関する疑問をお持ちの方もいると思います。
この記事では、軽量天井が必要とされる理由や各メーカーが販売する軽量天井について、分かりやすく解説します。

軽量天井とは?ニーズの背景・組み方・各メーカーの製品をご紹介!

軽量天井とは?

「軽量天井」(略称は「軽天」)とは、重量の軽い天井材を使用した天井のことをいいます。
普通の天井に比べると耐震性と安全性が非常に優れているのが特長です。
軽量天井は軽い素材で作られているため、地震等の際に落下するようなことがあっても被害を最小限に食い止めることができます。

軽量天井が必要とされる理由

軽量天井が必要とされる理由は、その非常に優れた耐震性と安全性にあります。
2011年に発生した東日本大震災では、体育館などの大型施設の天井が落下する事故が全国的に相次ぎました。

それを受け、政府は落下すると重大な被害が生じるおそれがある吊り天井を「特定天井」と定め、厳しい耐震基準を設けました。

ところが、軽量天井は特定天井に該当しないのです。

軽量天井は特定天井への該当を避けつつ高い耐震性と安全性を確保できるため、大いにニーズが高まっています。

軽量天井の組み方

軽量天井の組み方をご紹介します。
次のような流れで組んでいきます。

  1. 天井部分のコンクリートのアンカーと呼ばれる箇所に吊りボルトを付ける
  2. 吊りボルトにハンガーという金具をかけて吊り金具(Cチャン)を付ける
  3. 吊り金具(Cチャン)を調整して天井の高さを決める
  4. ボードを貼るための軽量下地材(ダブルバーやシングルバー)を吊る


以上が組み方の簡単な流れです。
軽量天井は木製など他の天井に比べると素早く組み上げることが可能で、工期が短縮できるのが特長です。

各メーカーの軽量天井

軽量天井は具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは各メーカーが製造している軽量天井をご紹介していきます。
実際に施工を検討する際の参考にしてくださいね。

安心天井S(株式会社桐井製作所)

面積質量2kg/m2以下の設計にも対応でき、吸音性と断熱性を兼ね備えた軽量天井工法です。

軽量天井下地材SICS SUS(三洋工業株式会社)

優れた耐食性(腐食に対する強さ)を持つステンレス製の軽量下地材です。
軽量で扱いやすいため、効率的な施工を行なうのに適しています。

CARLTON(野原ホールディングス株式会社)

羽のようなしなやかさが特長的なCARLTON(カールトン)は必要な機能を維持したまま徹底的に軽量化されています。
デザイン性にも優れており、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞を受賞しました。

かるてん(TEIJIN)

1㎡あたり700g/m2という超軽量天井材です。
用途に合わせて工法を選ぶことができます。

リフォジュールシート(リフォジュール株式会社)

石膏ボードの30分の1の重量で、非構造部材である天井の安全性強化に適した天井材です。
高品質の特殊な樹脂シートを使用しているので施工性がよく、工期の大幅短縮(通常の3分の1程度)も可能です。

耐震性に優れる膜天井

軽量天井の中でも特に耐震性に優れているのが、「軽い」「やわらかい」「強い」という3つの特長を兼ね備える「膜天井」です。
膜天井は体育館などの大規模施設に採用しても特定天井に該当せず、高い安全性を持っています。

地震の際などに万が一落下するようなことがあっても被害を最小限に抑えることができるほか、とてもやわらかい素材で作られているので落下物を安全に受け止めることも可能です。
また、天井を吊るための「吊り材」が不要なため、室内の面積や天井の高さに制約されることなく自由に空間をデザインすることができます。

まとめ

最後に軽量天井のポイントをおさらいしておきましょう。

  • 軽量天井とは重量の軽い天井材を使用した天井のこと
  • 東日本大震災以降の耐震性向上のためにニーズが高まっている
  • 特定天井に該当せず、耐震性と安全性に優れている
  • 軽量天井の中でも特に耐震性に優れているのが膜天井

軽量天井にはさまざまなメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。
天井の耐震性と安全性を向上させたい方は施工を検討されてみてはいかがでしょうか?

軽量天井の施工は「株式会社SEED」にご相談ください。
当社は東京・千葉・福岡でシステム天井の施工・店舗やオフィスの内装工事を行なっております。
確かな施工品質と迅速かつ柔軟な対応力で、お客様のニーズに沿ったサービスをご提供することが我々のモットーです。

→軽量天井のことなら「株式会社SEED」にぜひお任せください!

 

関連記事

  • 日本で働きたい方は必見。技能実習生関連のよくあるトラブルと、企業をチェックするポイント こんにちは、江戸川区に拠点を置き内装仕上げ工事を行っているSEEDです。現在、ベトナムやマレーシアなどから多くの研修生が日本に働きに来てくれています。しかし、実際どんな企業で働くべきなのかがわからず、苦労している方も多いのではないでしょうか。 今回はそんな方のために、 […]
  • 建物の完成度を左右する大切な仕事。内装工の役割と仕事内容を紹介 建設の現場といえば、鉄骨をクレーンで吊り上げたり、コンクリートを流し込んだりしている光景を想像する方が多いのではないでしょうか。 しかし、建物を完成させるには外観を作るだけではなく、内部を仕上げる内装工事も大切です。ここでは、建設現場で内装工が担う役割や、実際の仕事内容を紹介 […]
  • オフィスの原状回復はどこまで?範囲・手順・費用相場を徹底解説!オフィスの原状回復はどこまで?範囲・手順・費用相場を徹底解説! オフィスの移転時には「原状回復」をしなければなりません。 原状回復とは、オフィスを移転する際に借りている物件を入居時の状態に戻すことを言います。 みなさんの中には、原状回復はどこまでやればいいのかや具体的な手順を知りたいという方もいると思います。 そこで、この記事では原状 […]
  • 体育館の天井の構造・高さ・安全性を高める改修方法を徹底解説!体育館の天井の構造・高さ・安全性を高める改修方法を徹底解説! 体育館の天井は、どの種類の天井を採用するかによって、安全性が大きく左右されます。体育館の天井の多くに採用されている「吊り天井」は、機能性やメンテナンス性の面で優れていますが、安全性には懸念が残ります。耐震対策のためには、体育館の天井構造や安全性を高める天井改修の選択肢について知 […]
  • オフィスのスケルトン天井の注意点とは? オフィスの内装工事を検討するにあたり、おざなりにされがちなのが天井。しかし天井の重要性をあなどってはいけません。心地よく生産性の高いオフィス空間をつくるためには、適切な天井高さを確保することが必要です。また空間全体を覆う部位であるため、デザインという面にも着目したいもの。 […]
  • 軽天に欠かせないボード!プラスターボードと石膏ボードは何が違う?軽天に欠かせないボード!プラスターボードと石膏ボードは何が違う? ひと昔前では建物の骨格を木材で組み立てるのが当たり前でしたが、今ではビルやマンションなどの大きな建物だけでなく、一般住宅でも骨格を鉄骨で組み立てるケースが増えています。 軽量鉄骨材を使用して天井や壁の骨組みをつくる作業のことを軽天工事と言いますが、軽天工事に欠かせないのがボー […]
036638853003-6638-8530

受付時間 9:00~18:00 (日曜日定休日)

お問い合わせ・お見積り
pagetop