内装の耐用年数は何年?正しい減価償却で節税しよう|東京・千葉・福岡でシステム天井工事、店舗・オフィス内装はSEED

03-6638-8530 03-6638-8530 03-6638-8530

お役立ちコラム

内装の耐用年数は何年?正しい減価償却で節税しよう

2020/12/01

オフィスや店舗の内装工事を行う際、配慮しておかなければならないのが「減価償却」です。資産は法定耐用年数をもとに、適切に減価償却していく必要があります。
今回は減価償却のポイントや、その基準となる耐用年数について見ていきましょう。

 

減価償却は、固定資産の取得費用を分割して計上していくこと

減価償却とは、固定資産の取得費用を取得した年度にまとめて計上せず、何年かに分割して計上する会計処理です。不動産をはじめとする固定資産は、年月を経るにしたがって少しずつ劣化し、価値が低下していきます。そのため、価値が低下した分を費用と捉え、数年~数十年かけて計上していくという考え方が根本にあるのです。
また、固定資産は高額なものが多く、取得年度にまとめて計上すると赤字になってしまい、企業の経営において不利になるケースが少なくありません。それを防ぐために、少しずつ経費として計上していくという意味合いもあります。設備投資の金額が大きいほど、減価償却の重要性も高くなるでしょう。
もちろん、内装工事にかかった費用も減価償却の対象となります。たとえば、100万円をかけて内装設備を導入し、5年間で減価償却を行う場合、毎年20万円を5年間にわたって計上していくわけです。ただし、減価償却にかける期間は自由に決められるわけではなく、対象となる固定資産の内容によって変わります。

 

減価償却の基準となるのは耐用年数。勘定項目にも注意

減価償却の期間の基準となるのは、法律で定められた「法定耐用年数」です。設備の構造や用途によって、法定耐用年数は細かく決められており、それだけの年数をかけて減価償却をしていくことになります。主な構造・用途の耐用年数を見ておきましょう。

 

木造・合成樹脂造のもの(飲食店用):20年
木骨モルタル造のもの(飲食店用):19年
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のもの(飲食店用):34年
給排水・衛生設備、ガス設備:15年
電気設備(蓄電池電源設備以外):15年

これに加え、計上する際の勘定科目にも注意が必要です。上記のうち、「木造・合成樹脂造のもの」や「鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のもの」は「建物」で処理しますが、「給排水・衛生設備、ガス設備」や「電気設備」は「建物附属設備」で処理します。建物の構造・用途についても、登記事項証明書などで確認しておきましょう。

 

適切な減価償却は節税につながる。計算・計上は正確に!


ここまで見てきたように、減価償却はなかなか複雑で面倒がられることもあります。しかし、減価償却にはメリットも少なくありません。
最大のメリットは、法人税の節税につながることです。経費として毎年計上していけば、数年~数十年間にわたって利益を抑えられ、結果として税金を節約できます。また、一度に計上してしまう場合に比べて会社の財務状況もわかりやすくなるため、より健全な経営につながるでしょう。
もちろんこれは、正確に計算・計上することが大前提です。内装工事には少なくない費用がかかりますから、しっかりと減価償却を行って、最大限に負担を減らしましょう。

 

→SEEDの内装工事についてはこちら

 

関連記事

  • システム天井でパナソニック製品の商材を使用するメリットは?システム天井でパナソニック製品の商材を使用するメリットは? 一般住宅ではあまり使用されることはありませんが、オフィスなどでは「システム天井」という建材が多く利用されています。国内外で有名なメーカー「パナソニック株式会社」も、システム天井の建材に参入しています。今回の記事では、パナソニック株式会社のシステム天井を使用するメリットについてご […]
  • 内装工の平均年収はいくら?アップさせる方法も紹介 現在、クロス職人などの内装工として働いている方にお聞きします。「自分の働きに給与が見合っていない!」と感じたことはありませんか? 内装工の給与は、担当する作業や仕事のクオリティなどによっても変わりますが、適正かどうか判断するには平均給与を知ることが大切です。今回は内装工の […]
  • 吊り天井の構造とは?吊り天井を構成する11の部品を徹底解説!吊り天井の構造とは?吊り天井を構成する11の部品を徹底解説! 東日本大震災の際に、吊り天井の落下が相次いだことから、近年は吊り天井の耐震性への関心が高まっています。耐震対策を考える上でも、吊り天井の構造を知ることが大切です。 吊り天井には「在来工法天井」と「システム天井」の2種類がありますが、この記事では、在来工法天井の構造や構成する部 […]
  • システム天井はこうやって組む!設置の流れや注意点を紹介 SEEDが専門的に施工を手掛けているシステム天井は、多くのオフィスや施設で採用されています。施工が容易で工期が短く、経費も削減することが可能です。 加えて、レイアウトの自由度の高さやメンテナンスの簡便さといったメリットもありますが、実際の設置方法まではご存じない方が多いの […]
  • 世界の大地震の20%は日本で起きている!耐震天井の重要性を解説 天井は、建築基準法施行令第39条により「地震その他の震動及び衝撃によって脱落しないようにしなければならない」とされています。 地震大国と呼ばれる日本では、建物の耐震性を保つ上で、天井が重要な役割を果たしているのです。今回は、耐震天井の重要性と、安全な建物を作るためにおすすめの […]
  • 【感染対策】飛沫感染を防ぐには、システム天井への間仕切り設置が有効です! 新型コロナウイルスの感染拡大以降、オフィスにおける感染対策は必須となりました。多くの人が働くオフィスでは、感染リスクが高いのは言うまでもありません。そこで今回は、間仕切りを使った感染対策をご紹介します。   オフィスでの飛沫感染対策には「仕切り」が有効 […]
036638853003-6638-8530

受付時間 9:00~18:00 (日曜日定休日)

お問い合わせ・お見積り
pagetop